詳細の写真はアルバムをご覧ください。
朝7時に家を出て、旭川に着いたのは11時前。
そこからバスで揺られること40分。旭山動物園に到着。
もぐもぐタイムに合わせて、
動物たちの習性が見られるということで入口でチェック。
●まずは、ペンギン館へ。
雪が積もっていれば、ペンギンの行進が見られたのだが、
既にメインストリートに雪はなく、行進風景は見られず。
しかし、手をちょっと出せば触れてしまうぐらいに
近くにまでペンギンたちがやってくる。
●高みの見物。
プロジェクトXでも取り上げられていた「おらんうーたん館」。
ここでは、まさにオランウータンが上から僕も含めた観客を眺めている。
どっちが見せ物なのか、わからない空間だった。
これを気にふと思い浮かべた。
動物園は社会を表しているように感じた。
人が集まる場所もあれば、集まらない場所もある。
人気のある奴もおればそうでない奴もいる。
与えられた命を一生懸命、寒い中頑張って生きている奴もおれば、
楽しんでいるものもおる。
加藤秀俊の「見せ物社会」とか「劇場社会」とかいう言葉を思い出す。
(最近だと、自民党に代表される「劇場型選挙」を思い浮かべる)
吉見俊哉の「博物館の政治学」も今を思えば懐かしく感じる。
ギー・ドゥボール『スペクタクルの社会』も関連してきそうな気配。
人生という舞台は演者がいきいきとしていなければ、と思う。
そんな私という演者は(演じているのか?)、
動物園という世界で役割を演じる役者を見ながらいやされながらも、
そこで活躍するアクターに関心が向くのでした。
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