某SNSに「スタバを大森に出店を!」みたいなコミュがあるよ、と
教えていただいた。せっかくだから、これを機会に、ちょっと(大森の)まちづくりについて
常々思うことを書いて見たい。
今後の「編集計画」の課題にもつながるので。
一スタバユーザーとしては、あるにこしたことはないのだが。
直接的ではないが、かのホットペッパー。
「品川・大井町」版「蒲田・川崎」版はあるが、大森はどちらにも
カテゴライズされていない。大森はいずこへ?
「おとなりさん」が幅利かせてるから?「大森まちづくりカフェ」があるから?
そんなんではないと思う。
たぶん、「大手で取り組むには採算が合わない」という見方もできる。
それは
裏を返せば、新規参入の可能性がありえるからだ。
「ピンチをチャンスに」と似ているかもしれない。
(どっかのメルマガで社長挨拶で「この不況期にチャンスをピンチに」と
言ったら、その後会社が倒産したみたいなことが書かれていた)
一方、耐震偽装建造物たけなわのご時世だが(大田・品川問わず)、
山王側が住宅競争激しい。毎週末折り込み広告は行ってくるし、
大森駅前では、若い社員さんらしき人(アルバイト)も頑張って
ティッシュ入りチラシ配ってるし、意外と賃貸物件も多い。
売りにしているのは、それこそ「馬込文士村」の情緒的なものを漂わせている。
「スタバがなくてもいいではないか」
「ホットペッパーがなくてもいいではないか」
それでいいのかもしれない。
取り残されていることも、魅力なのかもしれない、
と考えるようになった、大森のまちづくり。
大田区のまちづくりに対しても最近感じるのだ。
「ないことにより、新しいビジネスが生まれる」と。
空港からのエイトライナー・通称蒲蒲線や大森までの新交通敷設の案に対して、
例えば僕の私見。
京急高架化すれば、バスも定時運行できるんでないの?。
そうしたら、京急蒲田とJR蒲田のワンコインもそうだし、
昔「羽田空港→大森駅→田園調布駅」って京急バスが走らせてたけど、
そんな遠回りしないで、羽田空港→田園調布→自由が丘→二子玉川行きバスとか、走らせちゃえばいいじゃない。
羽田空港発着のバスはあちこち新規参入多いでしょ。
少なからず、JRと京急の蒲田が離れていることで
人の流れがあるアーケード商店街なんだから、
「京急蒲田駅前整備するから、蒲蒲線敷いて交通の流れよくしましょ」と
バーター取引しているみたいに感じるのです。
建築工事する土建屋さんにお金が行くより、
愛想のいい大型バスの運転手さんにお金が行く方が気持ちがいい。
最近東急バスに乗るようになって感じること(もちろん京急バスさんもいいですよ)。
限られたお金をどこに投下するか。
もちろんエイトライナー(とそれに関連した蒲蒲線)は、
大田区だけの問題ではないのだけれど、それに代わること、
複数の選択肢(「やらない」という選択肢も含めて)を検討して欲しいと思います。
コミュニティバスを走らせるとか撤去した放置自転車を用いて
レンタサイクル始めるとか。いろいろ大田区の交通政策にはできそうなことが
ある気がします。
シンクタンクじゃないから経済効果試算したわけでないけど、
そうしたこともきっちりやって欲しいな、と。
関心の有無って行政「規模」の問題かな。
文化というテーマで一時期、区内の施設の運営委員をやっていたこともあるが、
ジャンルが変わっても、「一部の関心ある人たちの間だけで
物事が決まっていく感」がある気がします。
でも、人口の多い他の区でうまくいっているというように聞く例もある。
例えば、同じ高架化でも京急の高架化(大田区・品川区)と小田急の高架化
(世田谷区)の住民運動の比較をすると、きっとおもしろい結果が
見られるんだろうな、と。
研究したいと思う題材は、いっぱい持っているんだけれど、
それに取り組む機会はなかなかないですよね。
あぁ、また長くなってしまったよ。
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