入れ違いで人がいっぱい降りていく。みんな就活フェアに向かう人々。
ふつうにスーツ着ていたとすれば間違えられること必至。
今日はゆりかもめへ新橋へ移動。ようやく会社の二次検診が受けられる。
腹が空いているのを紛らわすかのようにカタカタと打ち始める。
月曜日中のゆりかもめはこうも閑散としているものか。
ipodのRadio Remortで坂上みきの声を聞きながら海峡越え。
さて。
東京芸術大学美術学部先端芸術表現学科卒業制作展
大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了制作展
Project the Projectors 2006
を見に行く。あぁ長かった。
僕も「新領域うんちゃらかんちゃら」なんてところにいたので人のことはいえないけど。
一学科・研究科の展示なので、数も50程度。
インスタレーションからその場のパフォーマンスまで多種多様。
最終日ということもあり、機材の不調や
中には撤収されていたとおぼしきものがちらほら。
僕が行った時間で人が集まっていたのは「川辞苑」
narrativeな作品はほとんどといっていいほどない中で、自由に手に取り、見ることができるものはわかりやすいのだろう。
あと、音に対するこだわりを持っている人を多く見た。機材的にもDJブースではないか、と思うほどのものがある。
結論として、どのようにして観客の興味を引くかが問題。考えさせる作品が多かった、と思う。
紹介ホームページより引用
「相互的な影響の仕方は、観察者の立場で決定するものであり、
必ずしも一義的に決定出来るものではありません。
多様で複合的な関係性を一つの物語/文脈に落とし込んでしまうことで
消してしまうのではなく、それを肯定し、提示することをとおして、
観客がその錯綜する関係性の中から意味を現出させていくことができる
展覧会になりうると考えています」
ま、あえて文脈を提示しなかったということであろうか。
あとはパフォーマンスものがいくつか。
土曜日、I先生にも「パフォーマンスもアリといえばアリだけど」、と
話にでたがそこで揺らいでは駄目だ。
コミデが4年で取り組む「コミュニケーション研究II」に類する手法がある。「(一体感のある)空間を作り出す」という狙いではパフォーマンスも悪くない。
ま、阿波踊りを踊れ!、ということではないことは、自身わかっているつもりだ。ただ、阿波踊りに関わった生活が、自分の1/Xであることは間違いないと自覚はしている。
実はまだ卒制の機材の手配をしていない。
火曜日のH先生との面談後の話になると思うのだが、
大型スクリーン(スクリーン about 3000mm×5000mm 天井からの吊り/Panasonic製のプロジェクタ)に裏映ししている作品があったのだが、
レンタル金額等も0が一個多い気がする・・・。
企業のデモンストレーションじゃあるまいし。
ただ、34インチの液晶とか・・・なんだかお金のかかっていたようには感じた。
結局、「何を見てきたか」、というよりも、「何を感じ、そこから何を考えたか」に重きを置いた時間でありました。
普段使わない脳みそを使って、マジで肩こりが久々に……。
考えたことをどうnot "消化" but "昇華"できるか。
もちろん、いらないと思ったら使わないとバッサリ切る勇気も必要。
肉体的にはしんどくても、天気と一緒で気持ちが晴れ晴れとしたことをよしとしよう。
川辞苑です。辞典でなく。すみませんが変更お願いします。
投稿情報: | 2006-02-11 17:17
訂正させていただきました。恐らくご本人からと思いますが、
お名前がありませんでしたので、こうした形でのご返答、失礼します。
投稿情報: pikarin | 2006-02-11 21:31