ムサビ通信卒制展からの、
マイブレイン・スパークリングセール。三部作の第二部。
僕の所属するデザインシステムコースは
年々総合課程からの進学者や3年次編入生が減っているという客観的数値がある。
ことあるごとに「デザシスって大変ね」という声を聞いたし、
「情報科の教職課程も履修していると大変ね」という声もかけていただいたこともある。
「あの先生とよく話ができるね」とも言われた。
巨大掲示板(画面サイズが巨大なわけではない)にもスレがあると聞いている(が見ていない)。
こうやって書いている僕自身も何らかの形で書かれているのかもしれない。
「2年で卒業する!」とタンカ切って入ってきたのに、
まだこうやって残っているのは、目標を持ち続けることができているからと振り返る。
教育実習も単位が取得できず二度の辞退にも関わらず、
受け入れてくれた母校の先生方の存在も大きい。まさに三度目の正直である。
「だって、やりたいことがあるから、このコース選んだんじゃないの?」
「先生にそんなこと言われたの?。悔しかったら、すごいじゃん!、
と言わせてみればいいんじゃないの?」
と僕は思うのだが、敢えてそれを僕は面と向かって言ってこなかった。
こうした発言を説得してもらうだけの実績がないからだ。
言葉でない説得力を得るために、情報系や経営系学科でなく
敢えて美大の門を叩き、情報科教員の免許を取りたいと思い、
卒業することが、一つの説得力の必要条件になると自身、感じているからだ。
(必ずしも、必要「十分」条件ではない)
「デザシス」といろんな意味で反りが合わず、
コース転科した方を何人も知っているが、その後の音沙汰を聞かない。
卒業していれば卒制展に名前も出てくるものだが、
そうした方の名前も今のところ、見つけることはできない。
そういう僕も、専門課程に進んで四年目ともなると、
フェードアウトの危機感と、
迫り来る総合課程から進学してきた次世代のパワーを感じ、
もがいている自分がいることに気づく。
卒制展のパンフには課程長がこんなコメントを添えている(クリックで拡大)。
「総じて真正面から自分と向き合い、真摯に追求する姿勢で貫かれた
渾身の卒業制作であり、嘘のない作品が多いことに共感して頂ければ幸いです」
追求を続けることのモチベーションを保つことができるかどうかが鍵のようである。
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